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1517

Author:1517
文化と文明を対比しながら考えています。必然性を高めながら正しい努力を継続しています。

映画「シャネル&ストラヴィンスキー」 

2010/04/07 Wed 01:05 - category:映画

Amazonになかったので公式ページ貼っときます。
http://chanel-movie.com/index.html

ギンレイホールにて。4月第1週。


全体評価・テーマ
いい作品です。よすぎです。久しぶりに震える映画です。自分が思ったテーマは芸術に対する愛、人間に対する愛、家族など。
ストーリー
パリにおけるストラヴィンスキーの「春の祭典」公演は斬新過ぎて失敗に終わった。だが、その芸術性に惹かれたココ・シャネルは、公演失敗後にロシアの混乱などで、貧しい生活を強いられていたストラヴィンスキーのパトロンとなり、妻子とともに自分の別荘に住まわせるようになったが・・・・。という話。
演技・演出
徹底して、感情の直接的な表現を避けている気がした。仕草や表情、音楽が語る語る! フランス人ってやっぱりすごい。まず、シャネル役の人の声が渋すぎ。やばい。カッコよすぎる。出てくる人物の風貌、セリフどれをとってもかっこいい。また、表情(特にストラヴィンスキーの顔)や音楽が破綻を予感させる。というかストラヴィンスキーの音楽自体が破綻を想起させるものばかりだ。あと撮影のアングルとかが結構工夫されている。
良かったシーン・セリフ
連弾のシーン。あれはもうあの時点で浮気だ。あとココが過去の男の写真を伏せ、決別を決意するシーン。

「鮮やかな色はお使いにならないのですか?」
「ええ、黒がある限り。」

今後観たい関連作品
この作品から掘っていけるものはあまりないかな。

いやぁでも良かったよぅ。あとから気付いたが、僕の大好きなビクトル・エリセ(そのときの記事)の表現方法に若干似ているのかもしれない。大事な気持は喋らない。



追記
友人が行くというので、一緒について行って2回目観ました。誰かとギンレイ行くの初めてかもしれない。

良かったセリフに
「白い服ね」(「黒があるかぎり」に対する受けだと思う)

「確かにあなたの音楽は情熱的になった」
を追加しておきます。

テーマ: 映画館で観た映画 - ジャンル: 映画

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