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東京都内に住んでいます。地震などの災害に弱い木造住宅密集地域を省略して、モクミツ地域と呼ぶそうです。何が言いたいかというと、私はいまモクミツ地域に住んでいるということなのです。

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新文芸坐オールナイト「タルコフスキー特集」 

2010/12/27 Mon 18:52 - category:映画

もう年末になってしまいましたが、11月に行った新文芸坐のオールナイトの感想書いておきます。
本当は8月にやっていた「ストーカー」のほうに行きたかったんですが。サクリファイスが結構衝撃的だったので行ってよかったです。

「ローラーとバイオリン」
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(2009/07/22)
イーゴリ・フォムチェンコ

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かなり昔の作品。
雨とか鏡とか、タルコフスキーっぽいものが出てきます。たわいないストーリーなのですが、やはり何か切ないものを感じさせます。バイオリンを習っている裕福な家庭の少年と、その家の前で道路工事をしているロードローラー運転手の男の出会い。少年はローラーを運転させてもらって、代わりに路地裏で曲を披露する。その辺のシーンが結構いい。

「ノスタルジア」
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(2002/11/22)
オレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン 他

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観るのは2回目なのでちょっと背景知識を入れて観てみた。ある作家の半生を取材しながらイタリア南部を旅行していた男女がある温泉の町に立ち寄った。そこには世界の救済のためにろうそくを持ったまま温泉の中を歩くという儀式を行う変な男がいて、主人公はそいつにその儀式を受け継ぐよう頼まれる。男はローマで物質文明の早すぎる発展に警鐘を鳴らすべく命がけの演説を始めた。主人公は、約束を果たすため再び温泉の町へと向かった。

あらためて文字におこすとメチャクチャなストーリーだけど、観たときの緊迫感などは結構すごいものがあった。泉のシーンとドミニクの演説シーンがかなり好き。

「サクリファイス」もそうなんだけど、この人の映画は、文明の精神的発展が物質的発展に追いついてないんじゃないかという疑いをひとつのテーマとして持っている気がする。ま、結局自分では深いところまでは理解できないんだけどそれでもいいかな。

「サクリファイス」
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(2010/09/25)
エルランド・ヨセフソンスーザン・フリートウッド

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はい、観るべき
これ、2時間半くらいあるんですが、正直はじめの半分以上は辛い映画でした。展開があまりないし、どう動いていくのか全くわからない。それでいて役者の演技だけ妙に迫力がある感じで。ほんとにきついなと思いながら観ていました。が、最後のほうの展開で圧倒されて、最後の終わり方も本当に美しいなと思いました。

核戦争によって、世界の終末を悟り悲観的になる家族。父は、破滅が止まるならばすべてを犠牲にしてもよいと神に誓った。自分の命そして家族さえも。
黒澤明の「いきものの記録」と結構似てるなぁと思った。こっちは一家の大黒柱が核から逃れるためにブラジルに引っ越して核シェルターを作って暮らすとか言い出す話で、両方かなりヤバイ。



「サクリファイスのメイキング」
こういうのが観れるのが文芸坐で特集に行くメリットかもしれない。
作中での監督の、
「役者にはその場面での心理状態を与えるだけでよい。あとは舞台をきちんと作るだけで、細かい演技の指示は必要ない。」という言葉に納得。

あと
「映画監督の中には、単なる現実の模倣を超えた世界の表現を行う監督とそうでないのがいる」という話のなかで、前者の例として黒澤・溝口の名前が出てきた。やっぱり溝口健二はいくつか観るべきか。ビクトル・エリセが映画監督になったきっかけも溝口作品らしいし。

テーマ: 映画館で観た映画 - ジャンル: 映画

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